小児科・アレルギー科
すとう小児科クリニック
〒038-0006
青森県青森市三好1丁目8-2

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TEL: 017-761-2300

趣味と運動不足解消のために写真を撮っています。青森の風景写真中心ですが、早朝ウォーキング中の道草ショットから、海外特にアジアで撮ったショットまで随時アップする予定です。使っているカメラは主にFUJIFILM、早朝の光線を浴びている光景を好んで撮ります。どうぞお暇なときに*Marine*Photosalonにお立ち寄りください。

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アクセス

  • 電車
    最寄駅:新青森駅
  • バス
    青森市営バス ガーラタウン前停留所下車 徒歩3分

医院名
すとう小児科クリニック
院長
須藤 善雅
住所
〒038-0006
青森県青森市三好1丁目8-2

診療科目
小児科、アレルギー科
電話番号
017-761-2300
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Q.子どもが新型コロナウイルスに感染するとどのような症状がでますか?

A:現時点(2020年8月1日)で、子どもの感染者数は成人と比べると少ないですが、感染しやすさは成人と変わらないこともわかってきました。家庭内で感染している例が多く、発熱、乾いた咳を認める一方で、鼻汁や鼻閉などの上気道症状は比較的少ないとされています。成人と同じように、発熱が続き肺炎になる例も報告されています。一部の患者では嘔吐、腹痛や下痢などの消化器症状も認めるようです。
成人で報告されている嗅覚や味覚の異常は子どもでは少ないようですが、症状を訴える事ができる10代の患者さんの報告はあり注意は必要です。また、しもやけのような症状や、発熱が続き、腹痛・下痢、発疹を認め具合の悪くなる子どもが欧米諸国から報告されています。
感染していても無症状である可能性も指摘されていますが、子どもは正確に症状を訴えられないことに注意しなければなりません。

Q.子どもの新型コロナウイルス感染症は重症化しますか?

A子どもの患者が重症化する割合は成人と比べると少ないようです。しかし、成人同様に呼吸状態が悪くなることもあります。2歳未満の子どもは比較的重くなる傾向があり注意が必要です。
欧米からは、発熱が続き、腹痛・下痢、発疹を認める患者さんの中に、心臓の動きが悪くなるような子どもが10歳前後を中心に報告されていますが、国内ではまだ少ないようです。

Q.小児ぜんそくなどの合併症を持っている子どもに関して特に注意すべきことはありますか?

A一般的に基礎疾患を持っている子どもの呼吸器感染症は重症化する可能性があります。その一方で、新型コロナウイルス感染症者におけるぜんそく患者の割合が少ないこともわかっています。このように基礎疾患ごとにリスクや対応は異なりますので、かかりつけの医師にご相談ください。また、家族など、周囲の人が感染しないように気を付けることが重要です。

Q.母乳はやめておいた方がいいですか?

A母親が感染している場合は、接触や咳を介して子どもに感染させるリスクがあります。母乳中からウイルス遺伝子が検出されたという報告はありますが、感染性のあるウイルスが母乳に分泌されるかどうかも不明であり、母乳の利点を考えれば母乳をやめておいた方がよいということはありません。母親の病状や希望により以下の3つの方法が考えられます。①授乳前の確実な手洗いと消毒、マスクを着用して直接授乳、②確実な手洗い、消毒後に搾乳をし、感染していない介護者による授乳、③(母乳の利点を説明した上で)人工栄養を選択する場合は人工乳を授乳。

Q.子どももマスクはしておいた方がいいですか?マスクが出来ない場合はどうしたらいいですか?

A感染している人のくしゃみや咳に含まれる飛まつを直接浴びないという観点からは、マスクをすることの利点はあるかと思いますが、2歳以下の小さな子どもでは現実的ではないと思われます。4-5歳になるとマスクの着用は可能ですが、個人差があるので、正しいつけ外し方は保護者の指導が必要です。
また、子どもの患者の多くは、家庭内において保護者から感染していますので保護者の方が感染しないこと、感染した方から2メートル以上の距離を保つことが子どもへの感染予防につながります。

また、ウイルスに汚染されたおもちゃや本などに触れた手で、口や鼻、目を触ることでも感染しますので、手洗いや消毒も大事です。

Q.子どもの症状が新型コロナウイルスによるものかもしれないと思ったら早めに医療機関を受診した方がいいですか?

A現時点(2020年8月1日)において、国内で新型コロナウイルスに感染している子どもは増えつつあり、多くは家庭内で保護者からうつったものか、集団の中で感染したものです。子どもであっても濃厚接触者や健康観察対象者となった場合、何らかの症状を認めた場合は、まず地域の帰国者・接触者相談センターにご相談ください。新型コロナウイルス感染症を疑って一般の医療機関や休日夜間急病診療所等を受診しても、診断を確定するための検査ができない可能性があります。
流行状況や検査体制は地域によって異なりますので、お住いの地域の保健所などの情報にご注意ください。また、感染症の症状がある患者については、医療機関ごとに受診時間や受付場所をかえるなど感染対策を工夫している場合があります。受診前に医療機関への確認が必要です。
なお、子どもでは、原因不明の発熱が続く、呼吸が苦しい、経口摂取ができない、ぐったりしているなどの様子が見られるときは、新型コロナウイルス以外にも様々な病気が考えられますので速やかな受診が必要です。

Q.乳幼児健診や予防接種を遅らせたほうが良いですか?

A乳幼児健診の目的は、年齢ごとに起こりやすい病気や問題を早めに見つけて治療などに結び付けることです。予防接種についても、感染症にかかる前に接種することが極めて重要です。
新型コロナウイルス感染症を予防するための対策も重要ですが、極端な制限によって予防できる他の重要な病気の危険性にさらされることを避ける必要があります。今後も数か月単位での流行が想定され、その間に乳幼児健診や予防接種を回避するデメリットは大きいと考えられます。
乳幼児健診やBCGなどの予防接種を集団で実施している市町村でも、地域の流行状況により柔軟に対応しているところもあります。保健所や保健センターに確認してください。
集団・個別に関係なく、一般的な感染症対策として、子どもや付き添いの保護者の方については、発熱や咳などの症状がないことを確認して受診ください。付き添いの方については手洗いを行ってマスクを着用してください。
また、可能な限り、きょうだいや祖父母などの同伴を避けること、健診や予防接種の会場や医療機関でオムツを替えないこと(新型コロナウイルスは糞便中に排泄される可能性が指摘されているため)も心がけてください。

Q.新型コロナウイルス感染症以外の病気にかかっています、入院しての検査や手術は延期したほうが良いですか?

A病院では感染症の患者さんと、他の病気の患者さんを分けて対応しています。入院を予定している病院に確認する必要はありますが、基本的に安心して入院いただくことが出来ます。新型コロナウイルス感染症の流行は今後も続くと考えられますので、お子さんの病気の検査や治療を優先すべきです。もし、入院予定日が決まっている場合は、入院前2週間は特に体調管理に留意し、感染のリスクが増すような行動は避けるようにしてください。
逆に、お子さんの体調が優れない場合や、風邪の症状のある人と接触した場合は入院に制限がかかる可能性がありますのでご注意ください。

Q.病院における面会は遠慮したほうが良いですか?

A病院によって面会基準は異なりますので、病院にご確認ください。面会が可能な場合は、面会者の方は、自宅で体温を測り、咳、鼻汁、下痢、嘔吐などの症状がないことを確認した後、子どもの面会前には、手洗いとマスク着用などの感染対策を守ることなどの協力が必要です。新型コロナウイルスに感染した子どもへの面会については次のQ&Aをご参照ください。

Q.もし子どもが新型コロナウイルス感染症にかかった場合、入院は必要ですか?また、入院した場合に保護者の面会や付き添いは可能ですか。

A子どもが新型コロナウイルス感染症にかかった場合、多くの場合は軽症で医学的には入院する必要はありません。しかし、法律に則って入院を指示される可能性はあります。家庭内で保護者から子どもにうつった場合は、親と子どもが同時に入院する可能性があります。保護者が感染していない場合に、隔離を行う目的で子どもを単独で入院させることもありますが、付き添いの可否については子どもの年齢や病院の状況により個々に判断する事になります。自宅あるいは宿泊施設等での療養となる可能性もあります。ただし保健所との相談が必要であり、また自宅療養後も電話等による健康状態の確認が必要になります。
なお、軽症の目安は、本人に活気があること、水分等がとれていること、呼吸が苦しくないこと、などですが医療者の判断が必要です。子どもの具合が悪く入院が必要な場合は、保護者は感染者あるいは濃厚接触者である可能性が高く、病院への来院や面会が出来ない可能性があります。しかし、保護者が既に回復されている場合など個々の状態と、病院の診療体制や地域の流行状況などによって、異なる対応となることも予想されますので、担当医とご相談ください。

Q.保育所、幼稚園、学校などに行くことは控えたほうが良いでしょうか

A感染が拡大していない地域では、子どもへの感染の多くは同居している成人(保護者)感染者からの伝播によるものです。そのため、保育所、幼稚園、学校などへの通園、通学を自主的に控える理由はありません。しかし、最近(2020年8月1日現在)では集団生活の中での感染が報告されています。したがって、子どもの患者が発生した場合は、一定期間、休園や休校になる可能性があります。流行状況に応じて、臨機応変な対応が必要となりますので、お住まいの地方自治体からの指示に従ってください。
また、各家庭内で感染者がでた場合は、その子どもは濃厚接触者として登校、登園を控えることになります。また、厚生労働省から微熱や風邪の症状がある場合は、登校、登園を控えるようにとすすめられています。まずは、それらを守っていただくことが大事です。なお、症状のある5歳未満の子どもの感染者からのウイルス排泄量が比較的多いことや、子どもは無症状者も少なくないこと、便にウイルスが長期間排泄されることがわかってきました。まわりの大人は、こまめな手洗いや、マスクの着用などを徹底する事が必要です。

Q.子どもは外出や友達と遊ぶことを避けたほうが良いでしょうか?

A子どもにとって遊ぶことは、心身の発達においてとても重要です。感染のリスクを下げるために以下のことを守れば、外出や子ども同士の遊びは可能です。夏休みの行き先については、流行状況を確認し移動の自粛要請が出ていないことを確認しましょう。子ども達の屋外、屋内の遊びについての注意事項は下記の資料も参考にしてください。